Adobe CC(Creative Cloud) Adobe製品の最新版がいつでもダウンロード可能な月額課金サービス。高価だったAdobe製品が安価に使えるので、企業以外にも個人で使っている方も多いのではないでしょうか!
しかし、最近になって会社で使っている複数のMacで、Adobe CCのアップデートが出来ないトラブルが頻発!
挙げ句の果てに新規でインストールしたMacは、1つのアプリケーションもダウンロード出来ない状態に...
困り果てて、Adobeのサポートデスクに電話しました。
色々対処方法を教えてくれましたが、1つのMacではインストール出来たのが、他のMacは同じ処理をしても解決に至らず、何度もAdobeのサポートデスクに電話してしまう羽目になりました。
Adobeで持っている情報では、Mac版のAdobe CCのお客さんで「eset」をインストールしている人に多いトラブルだと判明。
esetは正式名「ESET Cyber Security Pro」はセキュリティソフトで、余り有名ではないですが、動作が軽く新種や亜種のウイルス検出率が高い法人向けソフトが多い会社です。日本ではキャノンマーケティングが代理店を勤めています。
Adobeのサポートデスクには4度目の電話で、担当者と1時間半ほどかけて一緒に解決したので、その方法を説明します。
Adobe CCでダウンロードから進まない場合、約40%で止まったまま何分も動かなくなったり、完全にインストールが完了しない場合が出てきます。
詳細をクリックすると、エラーコードは「U44M1|210」
その場合、「ESET Cyber Security Pro」やeset製品がインストールされているか確認して見て下さい。
インストールされている場合は、Mac OSのバージョンに関係なく当たっている感じです。
トラブルが出ていたのは、10.10、10.9、10.8。この数年に出ているOSは全てという感じです。
新規インストールやアップデートの途中(40%〜50%) で止まった場合でも有効です。
トラブルに必要なものは
- 管理者権限の新しいアカウント
- アクティビティモニタ(ユーティリティフォルダにあります)
メニューバーからESETを開きます。
全ての機能をOFFにすると、赤い表示になります。
続いて、 アクティビティモニタを開きます。
プロセス名をの所をクリックすると、ABC順にソートされるので「E」の項目が列んでいるところを探すと7個程「ESET」の名前がついたプロセスが発見されます。
1個ずつ強制終了をしていきます。
強制終了するには、左上の×印をクリックします。そうすると
こんなアラートが出てきますから「強制終了」を選んで下さい。
ESETのついたものが消えればOKです。
次にユーザーアカウントを追加します。
システム環境設定からユーザーとグループを選択
鍵マークが閉じている場合があるので、まずはカギをクリックしてください!
カギが開いたら、上のプラスをクリックしてアカウントを追加します。
管理者権限でテスト用のアカウントを追加します。
アカウント名は何でもOK!パスワードは簡単な物でも大丈夫です。
追加したアカウントは、無事にアップデートやインストールが終了すれば削除すれば大丈夫です。
追加できれば、左の欄にアカウントが表示されます。
続いてログアウトします。
左のリンゴマークからログアウトを選びます。
ログアウトするとアカウントが表示されるので、新しく作ったアカウントでログインします。
ログイン後、iCloudのアカウント入力とか出てきますが、スキップしていきましょう!
Appsを選択し、アップデートしましょう。
無事アップデートできれば、通知センターからお知らせが出ます!
この方法で、確実にアップデートのトラブルが回避できるはずです。
この方法で、複数のMacのトラブルが解消されました。
必ず、新しいアカウントを追加して下さい。
注意としては ログアウトを間違えて「再起動」「システム終了」を選んだ場合は、ESETを再度強制終了しなければなりません。
新しいアカウントでログインした後、ESETの機能を終了し、アクティビティモニタでプロセスの強制終了を行い、その後にAdobe CCにログインして下さい。
この回避方法の肝は
・ESETの機能を全て殺すこと
・新規アカウントでアップデートすること
この2点です!